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SAYONARA

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昨日、国立競技場まで出かけました。

目的は、SAYONARA国立競技場プロジェクトの国立競技場スタジアムツアーに参加するため。

と言っても、この催しを知ったのは前日のTVニュース。
良し行くぞ!!となった理由は、GWの時間を有効活用できるイイ機会と思ったのと、高校時代に陸上競技をやっていてその時に何度か訪れたことがあり、あの姿を見ることができなくなる寂しさもあり...。



この国立競技場。
新宿や原宿、渋谷に近い位置にあるにも関わらず、明治神宮外苑陸上競技場の跡地に建設され、都心にもかかわらず周囲には緑が豊富な場所にあります。

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午前中の催しは10:30スタートで受付が10:00から10:25とサイトにあったので、少し早目に9:45頃に現着。
受付があるのは、スタンド下の練習用走路。

ここには思い出があるんです。
その昔、ここでアップ中、スパイクに履き替え、アップ終了後に自分の荷物のところに戻ってみると買ったばかりのアップシューズが、無い。
あたりを仲間も一緒に探してもらいましたが見つからず。
盗られちゃったんですね...。
その後、ジャージに革靴という妙なスタイルはどうしても嫌だったので、先生に申し出て一人、学ランに着替えて過ごしました、なんていう思い出です(笑)



ツアーの話に戻りますが、その走路上に凄い人数の人達が...。
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順番待ちの列の最後尾についてからも、続々と集まってきて列が伸びること...。
ようやく受付に付いたのが10:30。
どうやら、その時刻に列に並んでいれば受付を過ぎても大丈夫なようで、わたしの後の皆さんもどうやら問題なくツアーに参加できるようでした。
ツアーの参加費は大人1,000円、高校生以下500円、未就学児無料。
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今日のTVニュースやネットのヘッドラインニュースでは約7,000人が参加されたとの報道があり、納得しました。


参加費を支払い、パスを受け取り、その後に向かったのは、報道関係の方が入られると言われていた会議室。
会議室に通される前に参加者が集まっていたロビーのようなところには、こんな間接照明も。
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会議室に通され、簡単にツアー概略と注意点の説明がありました。
その会議室に入る前、こんな参加賞(笑)をいただきました。
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左から、ツアーパス、国立競技場のパンフレット、SAYONARA国立競技場プロジェクトのパンフレット(裏面は1/2100スケールの国立競技場ペーパークラフトになってます)、ハンドタオルです。

会議室での説明が終わると会議室を出ていよいよツアースタート。
ツアーはこんな感じに回っていきます。
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まず初めに向かったのは、東京オリンピック優勝者銘盤。
マラソンのアベベ選手の名前もありましたが、個人的にはよくTVで拝見することがある東洋の魔女の女子バレーボールのみなさんが気になりました。
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次に向かったのは1991年に行われた世界陸上優勝者銘盤。
カールルイス選手の100m 9.86WR(当時の世界記録)も強烈でしたが、走り幅跳びのマイクパウエル選手が跳躍した8m95のWRは未だに破られていないそうです。
その、8m95。
どんな感じかというと、こんな感じ。
手前のラインを踏切地点とし、奥の横に長く伸びた白い線が8m95地点(右横に白い服を着た人が立っていますが、その左側)。
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この距離を走ってきて、バンッ!!と踏み切った一歩で飛んだなんて...。
鳥人というより、超人です。

で、日本人は?というと...。
よく見るといますよ。
マラソンの谷口選手。
多くの方の印象にあるのはこの後に戦ったオリンピックでの「こけちゃいました(笑)」の競技終了後コメントと思いますが、世界陸上で金メダルを獲られたほどの選手で凄いんです。





この後、いよいよグラウンドに入ります。
シャッターが開いてグラウンドが見えてくると、参加者の皆さんから歓声が。
芝生のグリーンが眩しい!!
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生え際はこんな感じ。
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スタンドから見るとこんな感じ。
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残念ながら芝生には入れませんが、触るのはOK。
さすが国立、手入れが行き届いています。
刈りそろえられた芝生を触った感触ですが、ちょっと剛毛のスポーツ刈り頭を触った感じ、かな?

この芝生は1年を通して緑色が見れる、オーバーシードの方法をとられているそうです。
そのオーバーシード。
実は競馬も同様で、昔の競馬映像を見ると冬に行われる有馬記念ではどこが芝生なの?と言えるような色が見れますが、近年は冬でも緑色の芝生でレースが行われています。
芝生は大きく分けると夏芝と冬芝があるそうで、それぞれの特徴を活かして夏芝が枯れる冬季に向かう前に冬芝の種を蒔いて夏芝を隠し、春先まで休養した夏芝は春先から生き生きとし冬芝と交代...、などという説明を受けたことがあります。





グラウンドに入ると、芝生以外にもいろいろと目にすることができます。
貴賓室、室内練習場、更衣室などなど。

参加者が沢山いらっしゃり写真撮影での問題があって、ここでは更衣室の様子を。
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サッカーの試合前のミーティングが頭の中に浮かんできました。
シャワールームも設置されていました。
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そして面白かったのがこちら。
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周りには立ち入り禁止の区画。
その中をのぞき込む人達。
はたして...。

実はトイレ。
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トラックを横切らないために急なもよおしにも対応できるよう、地下通路に設置されているそうです。




他には、この壁画にも近づきました。
皇族が観戦される際のロイヤルボックス両脇にあるのがこの壁画。
グラウンドから向かって左側が野見宿禰(のみのすくね/相撲の元祖)、右側がギリシア神話の勝利の女神像。
それぞれが日本的なもの、世界的なもの、力と美とを表しているとのことです。
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野見宿禰
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勝利の女神像





グラウンドというと、ピッチをぐるっと取り囲む走路も。
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参加者の皆さんは、クラウチングスタートの姿勢をとったりされていました。





次に向かったのは、出陣学徒壮行の地の碑。
マラソン門の脇に設置された碑。
時代の影をいろんなところで見たり感じたりする機会はありますが、その度に胸が締め付けられる思いになります。
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最後に向かったのは、国立競技場というとわたしが一番に思い出す聖火台。
鋳物の街、埼玉県川口で作られたことは有名ですね。
このツアー後に訪れたスポーツ博物館館内にあった聖火台に関するクイズでは、聖火台を磨くのにはごま油が良いとされていました。
ツヤが出るそうです。
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ここまで上がってくると、周りが良く見えます。


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上の写真の右側に白いポールが立っています。
織田ポールと命名されたポールで、日本初の金メダリスト織田幹夫さんのアムステルダムオリンピックの時の三段跳びの記録15m21cmに合わせた長さとなっているそうです。

その織田幹夫さんですが、実は一度だけお話したことがあります。
高校生の頃、NHK裏にある織田フィールドというグラウンドに通って練習していました。
わたしは走り高跳びを主に実施していまして、その日も走り高跳びの練習をしておりましたが、どこからかご高齢の方が私たちが練習しているところに来て、一人づつ一言程度ですが話をしていました。
わたしの番になり、跳躍した後に一言。
"それじゃ飛べん。遠心力を使って、もっと遠心力を。"
と仰ったような...。

後で先輩や仲間にあの方は誰と聞いたら、
”織田さんだよ、知らないの?”
なんて言われて、そこでビックリ!!
そこでいろいろと質問させていただいていたら、今とは違う自分になっていたかもしれません(笑)




昔にあったいろいろなことも思い出しつつの今回のツアー。

故郷東京の風景が変わっていく事を実感していますが、また大きな節目の時がやってくるんだなと感じたひと時でした。

2020年、故郷で行われるオリンピック。
何か協力できることに関わりたいと思っています。
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しかし、歩き回って脚がパンパン。

まずは体力作りから、だな(笑)
by jinsnap | 2014-05-05 10:38 | PowerShot G16