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岐路

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昨日の野球スクールの帰り道。

息子の様子がいつもと違いました。

「元気が無いみたいだけど、どうした?」
と訊くと、

「ここのところ試合でぜんぜん打てなくて。
いろいろと試してるんだけど...。」
と。

実は知ってました。

試合を終えてウチに帰ってきた日、試合のことについて何も話しませんでしたので。

息子と一緒に毎朝練習しているので(といってもガッチガチではなくて、楽しむことを目標に。)、本当は試合での結果が凄く気になって気になって仕方がなかったのですが、こちらから訊くことをやめていました。




「考えすぎじゃないの?」
と言うと、

「考えなきゃ変わんない!」
と強い口調で返してきました。

やっぱり、考えすぎのように思えました。

数日前に、西武の中島選手がTVで語っていたことを話しました。

「西武の中島さんは、試合前に一切バットを振らない日があるって言っていたよ。
バットを振らない日に、バッターボックスに立って思うことは"来た玉を打つ"。
それだけだって。」

それに対して、自分の中で考えている様子でしたので、その後、少し間をおいてから、
「今、何をしたい?」
と訊くと

「ヒットを打てるようにしたい。」
と。

いやいや、試合でどうしたいかじゃなくて、今なんだけど...、と思いながら
「...(笑)。だからそのために今自分がしたいことは、何?
練習したいのか、早く寝たいのか、走って帰りたいのか、腹いっぱいに何か食いたいのか...ということ。
で、何がしたい?」

「練習したい。
バッティングセンターで。」

と言うことで、バッティングセンターに向かいました。

この時、ハッキリ言うと、"賭け"だと思いました。

上手く行かなければもっと落ち込むし、上手く行けば気持ちが晴れるけど、果たして。
でも息子の気持ちを尊重しました。


結果から言うと、帰りは別人のように晴れ晴れとしていました。


バッティングセンターでは160~180球くらい打ったでしょうか。

途中、バットの出し方とスイングの軌道についてとても気にしているようでしたので、上手く出来ていることと出来ていないこと(いつもと同じで、まだ変えられない部分)があることを二言程度言っただけでした。

振っているときの様子は、力の限りに振ったり、軽く振ったり。
黙々と振ってました。

やっていくにつれ、表情が変わって行くのがハッキリと分かりました(笑)

良かった。





今感じていることは、どうしたら息子が描いている姿に近づけてあげられるような導き方が出来るかということ。

いつもお世話になっているSさんが仰っている"気持ち"の部分にありそうですが、答えが見つかりません。



うーん、神様、力を貸してください。

今はこんな気持ちです。
by jinsnap | 2012-10-13 06:09 | LUMIX LX1